
国産アプト式電車のED42形です。
「アプト式」とは、歯車を利用して急勾配に対応した鉄道方式一つで、車両の下を覗くと、こうした巨大なピニオンギアが備わっているのが見えます。
その昔、アプト式を採用していた碓氷峠(群馬〜長野)では、トンネル内での速度が遅い蒸気機関車の煙が問題となり、早い時期から電化され
ていました。
当時の碓氷峠を超える列車には、この区間だけED42形を4両も付け足して
急勾配を克服して往来していたそうで、ロマンを感じて止みません。
(撮影日;2012.10.24)
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